豊島株式会社は、SDGsマテリアリティ(持続可能な社会の実現に向けた重要課題)を5つに定め、
その課題解決のベースになる考え方を策定しています。
豊島のSDGsは、まず創業以来一貫してこだわりを持ち続けた「人財づくり」があります。
その上で、未来の社会に貢献するモノづくりや地球や地域の持続可能性に貢献する
あらゆる活動を行っていきます。
そして、サプライチェーンをつなぐICTインフラの構築を進め、人、モノ、資源がつながり合い、
サステナブルな価値観に共感し合える消費社会の実現に貢献します。
未来を担う人財づくりTOYOSHIMA SUSTAINABLE ACTION 01
豊島の人づくりの土台は「誠実でウソをつかない」「本気で一生懸命」「自らの責任を果たす」という姿勢にあります。それらの土台の上で社員一人ひとりに裁量権が与えられることで、逆境に強い「個性派集団」が創り出され、私たちはこれまでにさまざまな環境変化を乗り越えてきました。それが180年近く続く豊島の歴史であり、豊島のDNAとなっています。オーガビッツやテンセルといった素材開発や、他社のさきがけとなったODM事業の構築などは豊島の歴史やDNAから生まれてきたものです。
今後も、新たな価値創造や変革を実現する力を持った人財づくりを継続して参ります。
現場の声を反映した
ものづくり
フェムテック商品を展開する「Hogara」は、豊島の女性職員が働きながら抱えていた悩みを解決しようと立ち上げたブランドです。
産学連携での商品開発など、現場のリアルな声をモノづくりに反映させながら新たな変革を生み出しています。
チャレンジを
応援する
若手社員による部署の垣根を超えた新規ビジネスへの挑戦を後押ししています。クラウドファンディングのMakuake X Toyoshimaのコラボレーションなど、次世代型ビジネスづくりを進めています。
ダイバーシティ
時代の変化や市場のグローバル化が進む中で、国籍や性別に関係なく、さまざまな社員が活躍をしています。ダイバーシティな人財活躍の場を継続して作っていくことで、新たな価値創造や海外展開を進めています。
持続可能な仕組みづくりTOYOSHIMA SUSTAINABLE ACTION 02
豊島では、これまで廃棄されてきた素材を再び活用することでCO2 排出量を削減し、環境への負荷を低減する取り組みを推進しています。また、最新テクノロジーの活用やパートナーシップを通してサプライチェーン全体の効率化や環境負荷軽減を図り、持続可能な産業構造を確立していきます。
衣類の回収
・再生プロジェクト
不要になった衣服や原料を集めてリサイクルし、新たな製品に生まれ変わらせるプロジェクト「WAMEGURI(ワメグリ)」では、ペットボトル・コットン・ウール・羽毛の4 つの素材を、環境に優しいリサイクルシステムで、新たな製品に生まれ変わらせています。
最先端技術による
再生素材の開発
豊島は、ポリエステル、ナイロン、アクリル、3つのグローバル繊維の再生を可能にしました。これまで廃棄されてきた素材を活用することで、CO2 排出量の軽減など環境への負荷を減らすことにチャレンジしていきます。
パートナーシップ活動
豊島と㈱JEPLANは「BRING Material™」の糸販売に関するオフィシャルパートナーシップを締結しました。100%繊維由来の再生ポリエステル樹脂「BRING Material™」は、これまで「樹脂」として販売されてきましたが、これによりアパレル製品の素材である「糸」による供給体制が構築されます。
イノベーティブな事業づくりTOYOSHIMA SUSTAINABLE ACTION 03
豊島では市場の需要に応えるモノづくりだけではなく、社会に新しい価値観を示し、共感して頂ける消費者の皆様とともに新しい価値を生み出していく「イノベーティブな事業づくり」を行っています。生産過程での環境負荷を可能な限り低減したサステナブルなモノづくりに加えて、最新のテクノロジーを扱う人材を育成し、日々の暮らしの中に新しい価値観を創り出そうとしています。
テクノロジー人材の
育成
豊島ではBROWZWEAR・CLO・APEXの各種3Dデザインソフトを取り扱うとともに3Dモデリストを育成する社内講座をデザイン企画室が運営しております。これまでに延べ50名がトレーニングを受け実務へ役立て始めています。デジタル専門学校やCG加工会社とも連携して技術を向上し、新たな価値・サービスを提供して参ります。
(デザイン企画室)
サステナブルな
モノづくり
企画段階の商品サンプルの数を減らすことや、物流をまとめること、作り過ぎや販売機会のロスを減らすことなど、データを活用することで環境負荷を減らすことが可能となります。豊島では3Dデザインソフトや各種データを積極的に活用しながら実際に提案を行うことで、サステナブルなモノづくりの仕組みづくりを進めています。
(デザイン企画室・DX 推進)
データラボによる
予測精度UP
お取引先様の販売機会ロス削減を目的とした取り組みです。お取引先様より販売実績データを共有して頂いた上で、専属のデータサイエンティストによる分析を行っています。AIを盛り込んだ独自の手法で分析することで、適切なタイミングで必要な色/サイズの追加発注をご判断頂けるようサポートさせて頂いております。結果、プロバー消化率UPにも繋がったとのお声を頂いております。
(システム企画部・データラボ)
地球に優しい素材づくりTOYOSHIMA SUSTAINABLE ACTION 04
豊島は、取引先やNPO団体と連携した「オーガビッツプロジェクト」を通じて、環境によいこと・社会によいことのために活動する団体を支援しており、持続可能な地球環境の実現や生態系の保全活動を行っています。また、トルコのオーガニックコットン産地と協業し、トレーサブルコットンの普及を進めるなど、地球規模で持続可能な素材づくりに取り組んでいます。
ブルーオーシャン
プロジェクト
ウミガメなどの海洋動物や海浜環境を保全し、海岸のそばで暮らす人々や漁業者の暮らし・文化を保全するプロジェクト。オーガビッツプロジェクトのひとつとして、この活動に賛同していただけるブランドの製品にタグを付け、 1枚につき10円を寄付しています。
ボルネオ環境保全
プロジェクト
ボルネオ島の大規模な熱帯雨林伐採により失われた森林を保護し、野生動物が暮らす豊かな環境と、動物と人間がともに生きる未来をつくるプロジェクト。オーガビッツプロジェクトのひとつとして、この活動に賛同いただけるブランドの製品にタグを付け、1枚につき10円を寄付しています。
トレーサブルコットン
への切り替え
誰がこのコットンを作ったのか?
豊島のパートナーであるトルコのUCAK TEKSTIL社は農場から紡績まで一貫管理ができるため、生産者の顔が見られる=安心安全なオーガニックコットンを生産しています。2019年に豊島は日系企業向けの糸取引の独占契約を結び、トレーサブルオーガニックコットンの普及を進めています
人に優しい地域づくりTOYOSHIMA SUSTAINABLE ACTION 05
豊島は、1973年に「豊島福祉基金」を設立し、地域社会への奉仕と福祉社会の発展に貢献するための活動を続けています。
また、豊島独自の和綿の栽培活動や、東日本大震災の被災地支援活動を行い、地域と共に発展していける企業として、社員と共にさまざまな取り組みを行っています。
清掃奉仕活動
豊島福祉基金の活動の一環として、1976年より継続して地域の清掃活動を行っています。また、老人福祉施設や児童養護学校へ介護・学用品を寄贈するなど、地域の福祉へも貢献しています。
和綿の栽培活動
服は何から出来ているのか?豊島では渡良瀬の有機農地と東京本社の屋上で和綿を栽培しています。種をまくところから始まるものづくりの体験は仕事の原点を学ぶことに繋がります。
クリニクラウン
プロジェクト
入院生活を送る子供たちの病室を定期的に訪れて成長をサポートするクリニクラウンを支援するプロジェクト。オーガビッツプロジェクトのひとつとして、この活動に賛同いただけるブランドの製品にタグを付け、1枚につき10円を寄付しています。