豊島株式会社 健康経営宣言
当社は、豊島株式会社の経営理念である「時代から求められる企業であり続ける」ために、心身ともに健康で自らの人生を輝かせる人材が欠かせないと考えます。
そのために社員の健康維持・増進に向け、安全で快適な職場環境の形成、社員の生活習慣の改善、メンタルヘルスケアの充実などの施策を会社と社員、そしてその家族が一体となって実行・推進し、イキイキと活躍できる職場環境と、家庭生活の充実に取り組むことを宣言いたします。
さらには、当社のサステイナブルな事業活動を通じ、当社にかかわる全ての人々に貢献していきます。
2017年4月3日
豊島株式会社
代表取締役社長 豊島半七
健康経営の戦略
経営課題の解決につながる健康課題から、期待する効果・健康保持増進に関する具体的な取組みやつながりを把握し、健康経営を推進します。
健康経営における推進体制
各数値指標
健康経営の取り組みによる各種数値
項目
2024年目標数値
2023年度
2022年度
2021年度
2020年度
定期健診受診率
100%
100%
100%
100%
100%
精密検査受診率
60%
70.5%
55.4%
50.0%
57.6%
精密検査対象者割合
18.0%
18.3%
20.1%
20.0%
23.3%
血圧(有所見者率)
3.2%
2.3%
3.3%
2.9%
血糖(有所見者率)
0.9%
1.0%
1.4%
1.2%
脂質(有所見者率)
8.0%
7.3%
6.5%
7.1%
肝機能(有所見者率)
6.6%
5.7%
6.9%
6.9%
高血圧者率
5.0%
3.8%
2.6%
3.9%
高血圧者のうち治療中率
66.7%
83%
100%
59.1%
適正体重(BMI18.5〜25.0未満)
68.6%
69.2%
68.7%
66.8%
適正飲酒率
23.6%
50.4%
56.4%
59.3%
喫煙率
25.0%
28.3%
25.3%
26.4%
29.0%
運動習慣
33.3%
25.4%
24.7%
21.6%
適正睡眠
61.2%
66.1%
66.4%
66.9%
高ストレス者割合
6.0%
5.2%
6.2%
7.4%
6.2%
生活習慣病に対する保健指導対象者割合
10.0%
10.2%
17.8%
14.4%
10.8%
生活習慣病に対する保健指導実施後改善率(数値における改善 - 2021年度数値より、基準を下記に変更)
-
-
-
76.0%
生活習慣病に対する保健指導実施後改善率(保健指導対象者が次年度対象から外れて改善した数)
56.6%
50.0%
52.5%
-
有給休暇取得率
75.6%
71.0%
76.8%
62.0%
総労働時間
152時間
150時間
151時間
168時間
離職者(疾病からの離職)
1名
1名
2名
0名
休職者(3ヶ月以上にわたる)
0名
0名
0名
0名
ストレスチェック受検率
100%
96.8%
97.5%
98.0%
99.2%
健康アプリ登録率
100%
97.0%
97.0%
87.9%
82.8%
アブセンティーイズム(6日以上の病気による欠勤者率)
2.3%
2.6%
7.4%
10.0%
プレゼンティーイズム(損失割合)※1
32.2%
31.6%
33.9%
-
ワーク・エンゲイジメント ※2
52.7
51.6
2.57
-
ヘルスリテラシー ※3
17.4
-
17.2
17.7
※1 WHO-HPQ絶対的プレゼンティーイズムにて算出。全従業員を対象とする。
※2 2021年度より分析基準を偏差値にて算出。全従業員(508名)を対象とする。回答率は96.8%
※3 伝達的・批判的ヘルスリテラシー尺度にて測定。5問の合計値の全社平均を算出。
《数値における総評》
◎休職者について
メンタル、フィジカルともに良好に推移。
メンタル:平均年齢が若いことから若年層への対策を強化し、良好な状態を維持している。
フィジカル:保健指導対象者割合は目標値を下回りする数値で推移させられており、これまでのウォーキングイベントなどの施策を通じて抑えられている。
◎喫煙率について
課題があると認識しており、今後より活動を強化していく。
健康課題と取組
健康診断・保健指導の充実
定期健康診断の受診率向上
定期健康診断の受診勧奨の徹底・個別対応により受診率100%。今後も受診率100%継続を目指す。
ガン検診項目の予防
及び受診率向上
ガン検診項目(胃・肺・大腸・乳・子宮)を希望者全員受診することにより、予防の徹底。健康保険組合と共同でガン検診を実施し、環境整備と積極的な受診勧奨により高受診率を目指している。
健診の有所見者への対応
年令問わず、有所見者全員に対して、保健師面談を実施し、その後の改善を確認。
保健指導の実施
健診結果より生活習慣病リスクが高い者を対象とし保健師による面談等の保健指導を実施し、保健指導実施率は100%。
この保健指導の実施において、次年度数値(保健指導対象項目)が改善し、かつ保健指導対象者ではなくなった者の割合は52.5%であり、保健指導が生活習慣病改善において一定の効果があった。
生活習慣
健康管理アプリの提供
健康管理の補助ツールとして健康保険組合との共同により、2018年度より導入。健康診断の経年比較、健診結果に基づく健康記事の提供。健康ポイントの付与。現在、従業員の登録率は昨年より5.1%増加し、87.9%。今後100%を目指す。
社員食堂における対策
カロリーメニューの表示、ヘルシーメニューや健康補助食品の提供、塩分コントロールを行っている。また、管理栄養士と保健師による食生活改善に向けたメニュー内容の確認、環境整備やサポートの実施も行っている。
健康に関する啓蒙セミナー
飲酒・喫煙・若年層の生活習慣・適正睡眠等、社員の健康増進におけるセミナーを積極的に実施している。
過重労働の防止
勤怠システム管理による
時短効率化の徹底
電子記録(勤怠管理システム)による時短効率化の意識向上、残業時間(45時間・年間360時間)の徹底。
メンタル予防
ストレスチェックの
実施率向上
ストレスチェックの実施率はほぼ100%。WEB実施および、質問項目数を増やすことにより、組織分析の徹底とワークライフバランスなどの状況把握に役立てている。また集団分析を行い、産業医・保健師からのアドバイスの元、改善にむけて実行している。
高ストレス者への対策
産業医面談の実施だけでなく、高ストレス者全員に対して、保健師との面談およびメール対応による状況確認の徹底。高ストレス者割合は、6.2%で昨年より1.2%も減少した。今後は、さらに減らすべく、高ストレス者の分析等を積極的に行う。
新入社員への面談実施
実施率100%。新入社員全員と保健師が1:1の面談を実施し、業務における不安払拭やメンタル面での早期発見・対策を行い、若手の離職率減少を目指す。