
『FOOD TEXTILE』は、豊島と色の原料を提供する食品関連企業、その生地で商品を展開するコラボレーション企業の3社から成り立つサステナブルなプロジェクトブランドです。従来捨てられてしまっていた規格外の食材やカット野菜の切れ端、コーヒーの出涸らしなどを食品関連企業や農園から買い取り、食材に含まれる成分を抽出し、それを染料として生地や糸を染め上げて新しいアイテムに生まれ変わらせています。
今回開催されたG7長野県軽井沢外相会合のコングレスバッグのグッズとして配られた箸袋の生地は、長野県木曽町の特産品の赤かぶの葉や茎を使った漬物「すんき」を作る時に余ってしまった赤かぶの実から抽出した色で染められています。木曽ひのき箸とセットとなっており、箸袋のデザインは東京農業大学食料環境経済学科の学生が考案しました。業種の異なる企業や学生が連携しながら取り組むサステナビリティに関する協業を、日本ならではのアイテムを通して各国代表団をはじめとした多くの方々へ知っていただけるきっかけとなりました。
今後も『FOOD TEXTILE』は、ただ捨てられていくものを生まれ変わらせ、衣・食・住の生活シーンをファッショナブルに楽しんでいただくことの価値を提案していきます。