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2020.05.11

構造タンパク質素材の開発を行うSpiber株式会社の第三者割当増資の引受と共同研究契約の締結について

プレスリリースCVCコーポレート
豊島株式会社(代表取締役社長:豊島半七、名古屋市中区)は、Spiber(スパイバー)株式会社(取締役兼代表執行役:関山和秀、山形県鶴岡市)の第三者割当増資の引受と、紡績糸ならびにテキスタイル開発に関する共同研究契約を締結しました。


豊島株式会社は、世界各地から原料・糸・生地の買い付けおよび販売や、最終製品の企画から生産まで一連のプロセスを手掛け、日本のファッション産業のあらゆる過程において総合的に事業を展開している専門商社です。テンセルやオーガニックコットンなど、約30年前から環境に配慮した素材を扱い、ファッション業界のサステナビリティの推進に取り組んで参りました。
 
Spiber株式会社は、持続可能な次世代の基幹材料として期待される構造タンパク質素材の産業化を目指して2007年に設立されたスタートアップ企業です。創業者である関山和秀氏と菅原潤一氏が2004年から慶応義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)で取り組みはじめたクモ糸人工合成の研究成果を活用し、構造タンパク質素材「Brewed Protein™(ブリュード・プロテイン)」を独自開発し、世界に先駆けて量産技術の確立に成功しました。本素材は、化学繊維のように主な原料を石油に頼ることなく、植物資源をベースに微生物発酵によって生産され、ニーズに応じて多種多様な特性や形態を設計することが可能です。

 今後両社はファッション分野のみならず幅広くライフスタイル分野において構造タンパク質繊維の用途拡大と普及を加速させる為に、両社の知識とリソースを相互に活用して共同で開発を進めて参ります。
豊島株式会社は最先端のテクノロジーを活かして、今後も環境負荷を可能な限り低減したサステナブルな素材の開発を通して、社会に新しい価値を生み出して参ります。

Spiber

2007年創業。構造タンパク質素材「Brewed Protein™(ブリュード・プロテイン)」の開発を通じて、サステナブルな社会の実現のために地球規模の課題解決に取り組むスタートアップ企業。現在、構造タンパク質の発酵生産拠点としては世界最大規模となるプラントをタイに建設中で、2021年の商業生産を目指しています。

■豊島株式会社



1841年創業。180年近い歴史の中で、時代の変化に応じて事業領域を拡大。現在では世界各地から原料・糸・生地の買い付け・販売や、最終製品の企画から生産管理、納品まで一連のプロセスを手掛け、日本ファッション産業のあらゆる過程において総合的に事業を展開しています。

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